トピックス
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2022.01.26 (水)
作業療法室だより④
<七宝焼き>
銅板に釉薬やビーズなどをのせて高温の窯で焼いて溶かすことで、表面に光沢のある作品が出来上がります。キーホルダーやクリップ、指輪などを作成しています。銅板の大きさに合わせてのせる釉薬やビーズの量を考える必要があります。また、量が多すぎた際は、ヤスリで削ってキットに入るように大きさを調整します。釉薬やビーズを同じようにのせても、焼き加減で仕上がりに違いが出るので、世界に一つだけのオリジナル作品が作れます。
作品を作成された方からは、『釉薬がはみ出しちゃうから削るのが大変』『角の銅板が見えちゃう』など、作業の難しさがうかがえるコメントが多く聞かれています。その分、出来上がるとより嬉しいようで、家族やスタッフにプレゼントされています。
キーホルダーをバッグに付けたり、ネックレスや指輪を身に付けたりと。完成後に実際使用できるのも、楽しみの一つとなっているようです。
(作業療法室)
2021.12.16 (木)
作業療法室だより③
<スキルミニギャラリー>
今月はビーズを使った絵画作品をご紹介します。
数ミリの小さい色付きビーズ玉を両面テープがついた土台に張り付けていきます。図面をもとに作成していくのですが、決められた色のビーズを図面通りに張り付けていくのは、根気がいる作業です。小さいビーズのため、集中力、手先の細かな動きなどを必要とします。一か所ずれ始めると、その後もずれ続けてしまうため、一つ一つ確認しながら集中して取り組まれています。
作成者ご本人より、『出来上がりが可愛いと思ったから、やろうと思った』『初めは難しかったが、何個か作って行くうちに慣れてきた』『(同系色の部分)同じような色があって難しかった』『一日の作業時間のわりには、よく進めることができた』などの感想をいただきました。
『作品はお姉さんや退院した人にあげた』と嬉しそうに話されており、完成した作品を誰かにプレゼントすることが、モチベーションにも繋がっている印象です。
また、病棟内にも飾られており、コロナ禍で外出が難しい他の患者さんの癒しにもなっていて、病棟全体を明るく彩ってくれています。
(作業療法室)
2021.11.26 (金)
栄養科だより
季節を味わう『松茸ご飯』
コロナ禍で月1回のお誕生会(松花堂弁当)も中止になり、ケーキのみの提供としておりますが、毎月1回の行事食は提供しております。
毎年11月は松茸ご飯を提供しております。200名近い患者様に松茸のみのご飯はコスト的に無理がありますので、具材は歯ごたえが似ているエリンギを入れ、香りを出すために松茸のお吸い物と調味料で味付けをして、盛り付けした上にスライスした松茸を載せて、提供しております。
歯ごたえも味も、まさに松茸ご飯です。皆さんもご家庭で作ってみてください♪
<材料>(1人前)
◎米…87g
◎まつたけ(水煮缶)…20g
◎エリンギ(生)…20g
◎松茸のお吸い物…0.5g
◎濃い口醤油…4g
◎みりん風調味料…2g
◎料理酒…2g
(栄養科)
2021.11.08 (月)
作業療法室だより ②
編み物で秋を暖かく♪
今月は、『編み物』の作品をご紹介します。
編み物は特別にプログラムの枠を設けているわけではなく、患者さんご自身のペースで、好きな時にかぎ針や網み棒を用いて、ニット帽やマフラー、巾着、ベストなど様々な作品を作られています。図面を見て、色々な編み方で作成する方もいれば、唯一編める編み方一つで作品を完成させる方もいます。作品も数週間で完成される方、数か月から数年かけて完成される方と、様々です。編み物は、集中力と根気を特に要する作業です。また、手指のリハビリになると、喜んで作業される方もいます。
今回の作品の作者からは『ポイントの花のモチーフを作るのが難しかった』『長さがあるから時間がかかって大変だったが、最高の出来上がりになった』と感想をいただきました。
自分の編んだニット帽やマフラーを身に付ければ、より暖かく感じられて、秋のお散歩が楽しみになるのでは♪
(作業療法室)