八葉会 大石記念病院|心の病基礎知識−統合失調症(01)統合失調症とは
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心の病 基礎知識
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心の病の基礎的な知識、治療法について、 家族教室のテキストからご紹介します。
監修/大石光枝
(大石記念病院 副院長) 

1 》 統合失調症とは

1. 脳の神経系の機能障害
この病気は、遺伝や親の育て方、環境が原因で発病するわけではありません。
さまざまな刺激を伝え合う脳の神経系の機能に障害が起きることにより、生じる病気です。
神経系の機能障害により、思考・意欲・感情・情報処理などに、さまざまなトラブルが生じます。

2. 発病に関わるさまざまな要因
生まれつき「ストレスに弱い神経系」を持っている人と、「ストレスに強い神経系」を持っている人がいます。
患者さんの受けるストレスが、「神経系の弱さ」の限界を超えたときに、
脳内の神経伝達物質の異常が生じることにより、発症すると考えられています。
また思春期から30歳頃に発症することが多いと言われています。
生涯のうちで変化と成長の著しいこの時期のさまざまな出来事が、発症の引き金になるとも考えられます。

3. まれではない病気
決してまれな病気ではありません。
時代、民族、文化に関わらず、およそ100人にひとりの割合で発症すると言われています。
わが国では全国で60万人近くの患者さんが治療を受けておられます。

4. 「特別な病」から「治療可能な脳の病気」へ
かつては「特別な病気」と考えられていましたが、
病気や治療に関する研究が進んだ今日、治療可能な「脳の病気」と考えられています。
早期に適切な治療を受けることで、多くの患者さんが社会生活に復帰されています。

5. 症状について
陽性症状と陰性症状があります。
◆陽性症状 【急性期や再発時に見られる特有の症状】
○幻覚・幻聴(実際にないものが見えたり、聞こえたりする)
○被害妄想(悪口を言われている、見張られているなど現実にない事を信じる)
○思考の混乱(物事を正確に判断、理解できない、まとまりのない会話)
○感情の不安定さ(強い不安、焦燥感、興奮。攻撃的、衝動的行動に及ぶ場合も。)
○睡眠障害(夜眠れない)
◆陰性症状 【回復期から長期に見られる慢性的な症状】
○感情の鈍麻(周りに無関心、表情や声の感情表現が乏しくなる)
○意欲の低下(自発性、活動性が下がる)
○過剰な睡眠

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